【ライトノベルレビュー】『探偵くんと鋭い山田さん』主人公のポジションがうらやましいw

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今回はMF文庫Jさんから2巻まで発売されていて、「子羊は迷わない」で第15回スニーカー大賞【大賞】受賞作家の玩具堂さんの作品

『探偵くんと鋭い山田さん』

のレビューです

『探偵くんと鋭い山田さん』評価

「探偵くんと鋭い山田さん」の評価は

 

☆4.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『探偵さんと鋭い山田さん』作品情報

  • 著 者
    「玩具堂」さん
  • イラスト
    「悠理 なゆた」さん
  • レーベル
    MF文庫J
  • 紙初版日
    2020年5月25日

『探偵くんと鋭い山田さん』あらすじ

入学早々、俺は失敗した。親の仕事が探偵だと口走ってしまたせいで、クラスメートから相談が持ち込まれるようになったのだ。絶版した推理小説の犯人当て、美術部で振るわれたナイフの謎、面倒なことになったと頭を抱える俺に・・・

「それさ、そもそも事件じゃないよね~」

「多面的な考え方も取り入れたらどう?戸村くん」

山田姉妹はは平常運転、鋭い推理でスパッと解決していく。最初は気に食わなかったけど、本気で推理する彼女たちは今では尊敬対象だ・・・。が、話すときの距離、近すぎない!?熱くなるのは分かるけどたまに狙ってるよね!?山田さんと少し甘い、本格派学園ミステリーラブコメ。

引用:MF文庫J「探偵くんと鋭い山田さん」特設サイト

『探偵くんと鋭い山田さん』キャラ紹介

画像引用:MF文庫J「探偵くんと鋭い山田さん」公式サイト

戸村 和(とむら なぎ)

父親が探偵ということをしゃべったばかりにクラスメートたちから謎を持ちかけられる男子高校生

難題を与えられて困るものの、自分を挟んだ席の双子の姉妹の助けも借りて謎を解いていく

山田 雨恵(やまだ あまえ)

双子の姉、髪が長いほう

性格は刹那的で楽観的、気が乗ればのめりこむが気が乗らなければダルそうにする、直感で答えにたどり着く「ラテラル・シンキング(水平思考)」タイプ

山田 雪音(やまだ ゆきね)

双子の妹、髪が短いほう

性格はまじめでどちらかというとあまりしゃべらないほう、理論の積み重ねていく「ロジカル・シンキング(論理的思考)」タイプ

『探偵くんと鋭い山田さん』レビュー

学校で起きるちょっとした事件を解決していくミステリーをメインに、双子の美人姉妹とのラブコメも絡めた作品

入学してすぐ自己紹介の時に父親が探偵であるとしゃべった戸村くんはそのせいでクラスメートの彼氏の浮気調査をすることになるんですが、もちろん父親が探偵だからと言って戸村くんが探偵な訳ないいだけど、そこは気弱そうな戸村くん。なかなか断れずに悩んでいたところ、興味津々とグイグイくる隣の席の双子の姉・雨恵、そして雨恵をなだめながら巻き込まれていく双子の妹・雪音

推理するものが同級生の彼氏の浮気調査や、推理小説の最終巻のカバーから犯人を当てるといった、ちょっとした謎解きになっているので人が死んだりとか物騒なことはありません

人が死なないミステリーでおなじみの「万能鑑定士Qの事件簿」よりもライトで、どちらかというとアニメ化・実写映画化もされた「古典部」シリーズに近い感じです

自由奔放な雨恵とまじめでちょっとおっちょこちょいな雪音の間の席の戸村くん

なんていうか・・・うらやましいシチュエーションだねぇw

ミステリーが主軸にあるけど3人の微妙な距離感が甘酸っぱくていいですね、1巻時点では雪音のほうが微妙に戸村くんのことが気になってるって感じですが、雨音がデレて三角関係とかになっていくのか?それとも姉妹2人の尻に敷かれてしまうのか?わたし気になります!w

『探偵くんと鋭い山田さん』まとめ

普段は気弱だけどなかなかに芯の通った戸村くん、真逆な性格だけどお互いをうらやましいと思っている雨恵と雪音の双子姉妹、3人の関係がどういう風に変化していくのかが楽しみなのと、このタイプの作品ってだんだん面白くなっていくので今後が楽しみですね~

美人2人の間の席といううらやまシチュの戸村くん、これは今後、席替えという学生にとってのある意味大型イベントなんかもやって来るんですかね~