【隠れた名作まんがレビュー】『I’ll(アイル)』ギャグあり涙ありの青春バスケ漫画

4.5
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アイル表紙

今回は月間ジャンプで連載していた浅田弘幸さんの

『I'll(アイル)』

のレビューです

『I'll(アイル)』評価

「I'll(アイル)」の評価は

 

☆4.5

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『I'll(アイル)』作品情報

  • 著 者
    「浅田 弘幸」さん
  • 発 行
    集英社
  • ジャンル
    スポーツ、青春
  • 雑誌
    月刊少年ジャンプ
  • レーベル
    ジャンプコミックス
  • 連載期間
    1995年12月~2004年6月

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の原作者・著者・発行元に帰属します

『I'll(アイル)』あらすじ

高校入学目前に、ある中学校で行われた3年生最後の出場となるバスケの試合。そこで二人は出会う…。バスケ一家で育った“エリート”の柊仁成と、天性の跳躍力を持つ立花茜。だが二人に共通した思いは、高校ではもうバスケはやらないということだった…。が…。
引用:BOOK☆WALKER

『I'll(アイル)』キャラ紹介

立花 茜(たちばな あかね)

本作の主人公

ひらめきと天性の運動能力でプレイする天才タイプ、周囲に併せることが苦手なため誤解されがちだがバスケに対しての気持ちは本物

ジャンプ時に「アチョー!」と叫んだり、突飛な行動で周りを振り回す

好きなものはカレーと焼きハマグリ、嫌いなものは酸っぱいもの

柊 仁成(ひいらぎ ひとなり)

父も兄もバスケの有名選手で将来を期待されていたが、なにがあっても仁成自身ではなく父や兄の代わりとしか見られないことが嫌になりバスケを辞めようとする

中学最後の試合で立花と大乱闘をした起こすが国符津高校で立花と再会し、またバスケをすることになる

ちょっと不愛想だがチームで何かくだらないことをする時にも必ずその場にいたりと意外と付き合いはいい

芳川 菫(よしかわ すみれ)

立花 茜の幼馴染で国府津高校女子バスケ部員

子供のころから立花の無茶に付き合っている

東本 彰彦(はるもと あきひこ)

口ひげの渋い高校生

中学時代からスリーポイントシューターとして有名だったが、試合中の事故により友人をケガさせてしまった自責の念からバスケを辞めていた

国府津高校で立花や柊に出会い怪我をさせてしまった友人とも和解することが出来、バスケ部に入部する

自称「ヒゲダンディー」

山崎 義生(やまざき よしき)

国府津バスケ部キャプテンの高校3年生

ひざのケガにより長い間バスケから離れ腐っていたが、立花と

ひざに怪我を抱えているため目立ったプレイは少ないがキャプテンとして国府津バスケ部を支える

試合直前の掛け声で「行くぞ!」「返事なし!」はお約束w

金本 浩二(かねもと こうじ)

国布津バスケ部の3年

キャプテンの山崎がケガで部活に来ていない間、キャプテン代理としてバスケ部を守っていた

バスケ部のみんなから「代理」と呼ばれ小間使いの様にされているが、バスケでは派手さはないが堅実なプレイでみんなを助けている

峰藤 京子(みねふじ きょうこ)

国府津高校の教師でバスケ部顧問

学校で鍋をやったりボディコンで部活にくるなど破天荒な振る舞いをしているが学生時代にバスケ代表選手に選ばれたこともある

柊が小学6年生のときに1年間、家庭教師をしていたこともある

堀井 美加(ほりい みか)

国府津高校2年、立花や菫の中学からの友達

女子バスケ部所属、なにかともめごとに巻き込まれる男子バスケ部と行動することが多い

佐伯・ユウ・アングラード

国府津高校2年のハーフの少女

とある事件に巻き込まれるが救ってくれたバスケ部のマネージャーになり、キャプテンの山崎になつく

『I'll(アイル)』レビュー

「BADだねヨシオくん!」やアニメ化もされたテガミバチの浅田 弘幸さんが描く学園青春バスケまんが、それが「I'll(アイル)」

連載開始された時期が「スラムダンク」や「DEAR BOYS」と同じくらいだったので霞んでしまいがちですが個人的には「I'll」のほうが好きです

ただ、純粋にバスケまんがか?と聞かれると・・・「う~ん」といったところもあってw

どちらかというとバスケ部を舞台にしたギャグあり(割合大)シリアスありの学園青春ストーリーで、

ギャグ部分は「BADだねヨシオくん」と同じくキレッキレで、むしろこれを読みたいがために買っていたといってもいいくらいなんですが、「I'll(アイル)」の前に連載していた「眠兎」では不器用な少年2人の青春をシリアスに描いていたこともあり、「I'll(アイル)」ではギャグとシリアスがいい感じ織り交ざり、親兄弟への反発、仲間とのバスケにかける友情、ライバルへの熱い想いと、思春期真っただ中の高校生が描かれていて最高に笑えて泣ける学園青春まんがです

 

特に立花と柊、2人の主人公の関係が頼れるチームメイトであり負けられない好敵手であり、時に信頼し合い、時には反目し合い、それでもお互いが好きなバスケと共に歩んでいくのはまさに青春って感じでサイコーに面白いです

 

本当、ただただみんなに読んでもらいたい!

読めばこの熱さが伝わるんだけど、面白さをうまく伝えることができない自分の文章能力がもどかしい・・・

『I'll(アイル)』まとめ

今回は青春マンガの側面の強いスポーツマンガ「I'll(アイル)」のレビューをしましたがいかがだったでしょうか?20年位前の作品なのでちょっとセリフ回しとかがクサイ部分もありますが、それでも今読んでもおもしろいマンガです!

浅田 弘幸さんのマンガで青春モノと言えば「眠兎」という作品もありまして、こちらは全1巻とサクッと読める作品になっていますので時間がない人にはこちらもオススメです!読むとなぜか中原中也の詩集が買いたくなるという謎のマンガですw

 

「ポカリスエットで流した涙の水分補給だ!」

 

は、名言ですねw