ラノベレビュー『ホラー女優が天才子役に転生しました』技術チートが銀幕の世界を席巻する!

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ホラー女優が天才子役に転生しました

今回は「小説家になろう」原作の異世界にいかない転生系ラノベ

『ホラー女優が天才子役に転生しました』

のレビューです

YouTube:【ガガガ文庫】『ホラー女優が天才子役に転生しました ~今度こそハリウッドを目指します!~』PVはこちら

『ホラー女優が天才子役に転生しました』評価

「ホラー女優が天才子役に転生しました」の評価は

 

☆4.5

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

なろう版も読んでいるので書籍版にはまだ掲載されていない内容もありますのでネタバレが嫌な人はブラウザバックをお願いします

『ホラー女優が天才子役に転生しました』作品情報

  • 著 者
    「鉄箱」さん
  • イラスト
    「きのこ姫」さん
  • 発 行
    小学館
  • レーベル
    ガガガ文庫

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します

『ホラー女優が天才子役に転生しました』あらすじ

ホラー女優が碧眼ハーフの天才子役に転生!

 

貧乏育ちの苦労人ホラー女優の鶫(30歳。努力の甲斐あって演技力はピカイチ)が、自動車事故で即死。

転生した先は碧眼ハーフの超美少女つぐみ(5歳)で、ドのつくお金持ち令嬢だった!!

つぐみの両親はつぐみに「注入された」演技の才能をすぐさま見抜き、テレビドラマの子役オーディションへ飛び入り参加させる。

天使そのもののつぐみの身体を得た実力派ホラー女優鶫は、その奇跡に感謝し、そして誓った。

 

「今度こそハリウッドを目指します!」

 

3人の仲良し子役美少女、凛、珠里阿、美海と出会い、幼女の友情を育む。信じられない演技力でドラマの監督、脚本家、大ベテラン俳優を、驚愕させる。

妖艶すぎる5歳の演技で、大の男を骨抜きに。

 

 

世界がひれ伏す大天才女優(5歳)がここに誕生!!
引用:BOOK☆WALKER

『ホラー女優が天才子役に転生しました』キャラ紹介

桐王 鶫(きりおう つぐみ)

日本を恐怖の渦に叩き落とした叩き上げのホラー女優

ホラー映画は通常、VFXや特殊効果を使い恐怖を演出するところ、自力で機械と同レベルかそれ以上の恐怖音声を肉声で発したり、エクソシストの有名なワンシーンであるブリッジ歩きを自分でやったりと、役のためならなんでも努力で解決してしまう役者バカ

交通事故により30歳という若さでこの世を去る

空星・ローウェル・つぐみ(そらほし つぐみ)

ハーフの美少女(5歳)本作の主人公

誰もがうらやむ超お金持ちの家に生まれ両親からの愛情もたっぷりもらって育っていたが、邪(よこしま)な感情を抱いてしまった家庭教師に階段から突き落とされ意識不明で入院することになる

目が覚めると桐王 鶫の前世を思い出し再び役者を目指すことになるが、前世時代に培ってきた演技で周りを魅了し驚かせていくことになる

朝代 珠里阿(あさしろ じゅりあ)

朝ドラ女優と呼ばれる朝代 早月(あさしろ さつき)の娘

赤毛が特徴でリーダー気質の元気な子役(6歳)母親の早月が大好きだが早月が忙しいのと「悪い役」を絶対にやらないよう言われたりして、あまり一緒にいることができず寂しい想いをしている

母親の早月はかつてホラー映画で桐王 鶫と共演している

夕顔 美海(ゆうがお みみ)

子役昼メロドラマの女王と言われる夕顔 夏都(ゆうがお なつ)の娘

眼鏡と栗色の髪のおさげをしたおとなしい引っ込み思案の子

じゅりあと一緒にいることが多いがジュリアをつぐみに取られてしまうのではないかという想いと、つぐみの演技の才能に嫉妬する

夜旗 凜(よるはた りん)

父親は月9俳優と呼ばれる夜旗 万真(よるはた かずま)母親はアナウンサーの夜旗 真帆(よるはた まほ)

クールでマイペースな性格で家族のことを「ちち」「あに」と独特の呼び方をする、つぐみの初めての友達

役者としての才能を見出され霧谷 桜架の演技指導を受ける

夜旗 虹(よるはた こう)

凜の兄(13歳)

すでに役者としてデビューしていて世間からは「天才」とも称されている中性的な美少年

普段は年相応のしゃべり方をする中学生、名女優・霧谷 桜架を超えるため努力を惜しまず演技に磨きをかけている

御門 小春(みかど こはる)

つぐみのマネージャー

冷静沈着、寡黙なできる秘書といった雰囲気だが実は幼女が大好きな性癖なため時々、残念な発言をする

子供の頃、転んで泣いていたところ桐王 鶫に手当してもらったことがあり、今でもハンカチは大切にとっている

霧谷 桜架(きりたに おうか)

まだ30歳という若さでどんな駄作も名作に変えてしまうと言われるほどの名女優と呼ばれる

さくらという芸名の天才子役として活躍していたが、あまりにも優秀すぎて回りから疎まれるが、役者として自分を対等に扱いさらに本当に恐怖させてくれた桐王 鶫を、役者として友人として尊敬するも鶫の事故死のショックにより1年間役者を休業する

その後、霧谷 桜架に改名し12歳でカンヌ国際映画祭主演女優賞を獲得、名女優の地位を不動のものにする

完璧のように思えるがネーミングに関しては壊滅的なセンス

皆内 蘭(みなうち らん)

霧谷 桜架の姪で秘蔵っ子と言われる女優でつぐみの初めてのオーディションの相手役

『ホラー女優が天才子役に転生しました』レビュー

「転生」というと最近はチート能力を持って異世界に行くとか、異世界で知識無双するとかが多いんですが、この「ホラー女優が天才子役に転生しました」は20年後の未来に転生ということで、前世で培った技術で無双する作品です

登場人物は子役から大人まで悩みを抱えていたり事件起きたりしますが、それらを演技で解決していくところが面白く、2巻以降に描かれていくことになりますがアクシデントが起こったところをホラー映画の悪霊さながらの演技で解決していくところは転生ものでもあまり無いパターンでおもしろいです

前世から20年後ということで前世でホラー女優をしていた頃の新人の役者や脚本家、プロデューサーなどが大御所になっているんですが、みんなこぞって前世の鶫(つぐみ)のことを絶賛したりと爽快感もあります

また、つぐみの演技に引っ張られて子役たちが成長していくのも楽しい部分ですし、演技による対決はどちらが主導権を握るかセリフや声の強弱、抑揚、体の動きひとつひとつで表現していくのが、まるで知略バトルと言っても差し支えないほどで読んでて熱くなります!

 

『ホラー女優が天才子役に転生しました』まとめ

なろう版の「ホラー女優が天才子役に転生しました」を読むと書籍の2巻あたりで「つぐみ」がホラー女優を目指すきっかけなども描かれていますし、原作の「小説家になろう」ではまだ完結しておらず現在連載中で、書籍で考えると8~10冊分くらいの話数になっていますので気になった人は「なろう版:ホラー女優が天才子役に転生しました」を読んでみてはいかがでしょうか?

個人的にですが過去の話で「子供の頃のさくらに鶫がクリスマスプレゼントを渡す話」が笑えて好きですw