今回は「西野」や「田中」の作者「ぶんころりさん」の新作
『佐々木とピーちゃん』
のレビューです
『佐々木とピーちゃん』評価
「佐々木とピーちゃん」の評価は
☆4.5
です
評価の詳細は後半に書いていきます
『佐々木とピーちゃん』作品情報
- 著 者
「ぶんころり」さん - イラスト
「カントク」さん - ジャンル
異世界転生、ファンタジー、バトル - 出版社
KADOKAWA
本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します
『佐々木とピーちゃん』あらすじ
ペットショップで購入した可愛い文鳥は異世界から転生してきた賢者様だった
ペットショップで購入した可愛らしい文鳥は、異世界から転生した高名な賢者様だった。
世界を超える機会と強力な魔法の力を与えられ、佐々木は異世界へと現代の物品を持ち込み商売を開始する。
世界間を行き来しつつ――お金を稼ぎ、魔法の訓練をして、美味しい物を食べる――悠々自適なスローライフを目指すが、ある日の会社からの帰り道で異能力者と遭遇してしまう。
賢者印の魔法で異能バトルを切り抜けるも、実力を見込まれて内閣府超常現象対策局にスカウトされ、晴れて国家公務員に転職が決まり……?
異世界ファンタジー×異能バトル×年の差ラブコメ(?)。
さらには魔法少女、ご近所JC、同僚JK、貴族、ロリババア、王子etc...
属性ジャンル全部乗せでお贈りする、異世界と現代日本行ったり来たり物語。
引用:BOOK☆WAKER
『佐々木とピーちゃん』キャラ紹介
佐々木
中小企業で働く普通のおじさん
給料も上がらず社畜のような生活に癒しを求めて立ち寄ったペットショップで、しゃべる文鳥「ピーちゃん」と出会い、異世界やら異能力者やら魔法少女やらありとあらゆるファンタジーな出来事に巻き込まれていく
様々な事件に巻き込まれるが淡々とした性格でのらりくらりとやりすごす
ピーちゃん
佐々木に買われた文鳥
見た目は文鳥、中身は大賢者
一緒に暮らす佐々木に魔法を教えたり一緒に異世界に行ったり、独りの時はインターネットで現代の情報を漁る
シャトーブリアンが好物という贅沢もの、実はお酒が弱い
ミュラー子爵(のちに陞爵しミュラー伯爵)
異世界で佐々木たちが拠点にしている土地の領主、貴族なのに平民にも優しい優しい心根の人
異世界転生する前のピーちゃんと親交がありピーちゃんの正体を知っている1人
フレンチ
異世界の料理人
店の売り上げを着服したと濡れ衣を着せられ途方に暮れていたところ佐々木に出会う
佐々木が出資するレストランでスープカレーなど現代の料理を教わり、瞬く間に人気店にしていく
マルク
ハーマン商会の副店長
佐々木が異世界に持ち込んだ現代の物資の売買を手伝う
お隣さん
佐々木の住む部屋の隣に住んでいる中学生のお隣さん
親から虐待を受けていて寝るとき以外は外に出されていて、食べ物を差し入れてくれる佐々木に対してゆがんだ愛情を持つようになる
高位の悪魔に見初められて天使と悪魔のデスゲームという非日常に足を踏み入れることになる
二人静
エナジードレインの能力を持つA級異能力者
小学生のような見た目をしているがエナジードレインで若さを保っているため、実際は数百歳のいわゆる
ロリババア
登場時は佐々木と敵対していたが途中から組織を鞍替えしすっかり仲良し
名前の「二人静」は本名ではなく着ている着物の名称からつけられたコードネーム
星崎
異能力者たちを集めた内閣府超常現象対策局に所属する佐々木の上司、水を操る異能力を持つ
普段はキツイ言い方と濃い化粧、スーツ姿で出来る女性をイメージしているが実は女子高生
阿久津課長
異能力者たちを集めた内閣府超常現象対策局のイケメンで(自称)同性愛者な課長
佐々木の部屋に盗聴器を仕掛けたり敵対組織と通じていたりとなにげに腹黒い
魔法少女
名前は不明、その名の通りテンプレ的な魔法少女
異能力者に家族を殺されているため異能力者を見つけ次第殺しまくっている
エルザ
ミュラー伯爵の娘
髪の毛をギャルのようにもりもりに盛っている
佐々木が異世界から現代に持ち帰った荷物の中に紛れ込み現代に来る
執事に騙されそうになったり政略結婚させられそうになったりとまじめだが何気に不憫な子
登場キャラの相関図を声優の杉田智和さんと悠木碧さんがお送りするYouTube動画はこちら
『佐々木とピーちゃん』レビュー
感想・・・
ちゃんぽん、メガ盛り、なんでもあり
異世界転生やファンタジー作品のテンプレをとにかく詰め込んだそんな感じです(笑
癒やしを求めてペットショップでペットを探していたところ、異世界からきた文鳥のピーちゃんとの出会い、異世界に転移することができるようになった中年サラリーマン佐々木
しかし買った文鳥は実は異世界転生したあらゆる魔法を使う大賢者だった
主人公の佐々木はまじめで親切ではあるけど優しくはなく、打算的なところがあり人間臭いというかおっさん臭く、その背中は中年男性特有の哀愁を感じさせてくれますw
ピーちゃんは外見は文鳥ながらも大賢者だけあってしゃべり方はジジ臭いです、でもシャトーブリアンに頬鼓を打ったりと、なにげにかわいいおじいちゃん文鳥で癒されます
そんな佐々木とピーちゃんは貧乏から脱却するために、異世界に現世のものを持ち込んで金稼ぎをしたりと最初のほうは
・異世界でスープカレーとか現代の料理を出すレストランを開く
と、異世界転生(転移)テンプレものだな~と思わせておいて
・異能力者を嫌う魔法少女とのバトルに巻き込まれる
・異世界の貴族の権力闘争に巻き込まれる
・天使と悪魔のデスゲームに巻き込まれる
厄介なことに巻き込まれすぎ!
・・・最初にも書きましたがただの異世界転生(転移)ではなく、なんでもありの特盛ファンタジーになっていくので、予想外の展開になることが多く読んでて飽きることがありません
(4巻の予告では「巨大怪獣」なんてワードもあるくらいなんでホント予想がつかないw)
個人的に好きなキャラはお隣さんと二人静
最初の内はネグレスト受けてるお隣さんにはちょっと幸せになって欲しいと思ってたんですが、まさかのヤンデレだったとは・・・しかもかなり歪んでいます
二人静はロリババアなんで見た目とは違い下ネタとか、グイグイ押し込んでくるところとしゃべり方にハマってますw
『佐々木とピーちゃん』まとめ
佐々木とピーちゃんが望んでいるのは、毎日シャトーブリアンが食べれるようなお金の心配をすることがない平穏な生活
実際は何かに巻き込まれて大忙しの現実(笑
はたして佐々木とピーちゃんに平穏は訪れるのか!?(きっと訪れない・・・)