『元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。』【ラノベレビュー】

4.0
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「元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。」

今回はこのラノ2009で1位の「文学少女」シリーズの作者「野村美月」さんの新シリーズ

『元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。』

のレビューです

『~小暮理知の、罠と恋。』評価

「~小暮理知の、罠と恋。」の評価は

 

☆4.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『~小暮理知の、罠と恋。』作品情報

  • 著 者
    「野村美月」さん
  • イラスト
    「へちま」さん
  • ジャンル
    恋愛、青春
  • レーベル
    ガガガ文庫
  • 出版社
    小学館

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します

『~小暮理知の、罠と恋。』あらすじ

なぜきみは、僕に別れを告げたのか。

 

冷たい瞳の転校生は、元カノだった!

中学時代、理知は孤高の美少女渋谷ないると、秘密の恋人同士だった。放課後の生物室で誰にも内緒の甘く濃密な時間を過ごしていたが、ないるは転校してゆき、理知に一方的に別れを告げた。そんな気まずい相手とクラスメイトになり、席も隣になってしまう。高校生になって、いっそう大人びて美人になったないるを無視しつつ、意識せずにいられない理知。一方ないるも、理知に冷たい横顔を向けつつ、意味深な発言を繰り返す。

 

離れようとするほどによみがえる、まばゆい記憶、苦くて痛くて甘い想い。

 

変わり者の上級生佐伯冴音子の策略により、二人は“恐竜の卵”を育てることになり、ますます意識し合うように。

やがて理知は、ないるの本当の気持ちと、失われた日々の“真実”に触れる……――。

 

「文学少女」でおなじみ野村美月先生の青春シリーズ第一弾。

引用:BOOK☆WAKER

『~小暮理知の、罠と恋。』キャラ紹介

小暮 理知(こぐれ りち)

恐竜大好きなちょっと陰キャな高校生

名前のとおり理知的で平穏な日常を過ごしたいと願っているが、ひどい振られ方をした元カノの「ないる」が自分の学校に転校、さらには自分の隣の席になってしまい胃の痛い毎日を送っている

渋谷 ないる(しぶや ないる)

クール系と話題の美貌を持つ転校生

理知とは中学時代付き合っていたが一方的に別れ話を告げていなくなるが、中途半端な時期に理知のクラスに転校してきた

転校してきてからも理知には冷たい態度を取り同学年のイケメン遥平と付き合うことになる

相羽 遥平(あいば ようへい)

バレー部所属のイケメン生

人当たりも良くめちゃくちゃモテるがすぐに彼女と別れるので有名

ないると付き合っている

佐伯 冴音子(さえき さおこ)

学校の中でもトップ3には入る美少女の上級生

だが、あまりにも変わっているため誰も付きあおうとはしない

急に登場し理知にちょっかいを出してくる

『~小暮理知の、罠と恋。』レビュー

なんとなく表紙の女の子がかわいかったので買い、タイトルからラブコメだろうな~と読み進めると

ちょっと陰キャぎみな主人公・小暮理知とクール系美少女のヒロインないるのぎこちない関係が進んでいくラブコメなんですが

中学時代付き合っていた2人がなぜ別れることになったのか?という場面になると理知はなぜか理由を思い出せず頭痛がする・・・と

 

ラブコメを読んでいたらなぜかミステリーになっていたんだ!w

 

なぜ主人公の理知とヒロインのないるが別れたのか?そして明らかになる理知とないるの過去!と先が気になってページをめくる手が止まらない

ネタバレにならないように詳細は省きますがラストはハッピーエンドで良い読後感を味わいました

  

ストーリーもいいですが登場人物もキャラが立っていて

意識しないようにしようとするけど未練があるためどうしても意識してしまう理知と、なぜか冷たい態度を取りながらも時々、付き合っていたころのような態度になるないる

この2人はホントかわいいですね

そして脇を固める遥平も冴音子先輩も相変わらずいい味出してるしw

 

それにしても特にないるがめちゃくちゃかわいかった^^

 

『~小暮理知の、罠と恋。』まとめ

あらすじには「青春シリーズ第1弾」とありますがガガガ文庫さんでは第1弾ってことで、っ世界観が同じ前日譚がダッシュエックス文庫さんから発売されている「親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。」で、こちらが実際のシリーズ第1弾です

「~向井弘凪の、罪と罰。」は遥平の親友・向井弘凪が主人公で

タイトル通り遥平の彼女を好きになってしまった真面目な弘凪が、友情と恋の間で葛藤する切ない恋愛ものになっています

 

登場人物は

真面目な主人公・向井弘凪

おとなしめのヒロイン・冬川古都

弘凪の親友・相羽遥平

謎の化学部部長・佐伯冴音子

 

と「~小暮理知の、罠と恋。」の登場人物とかなり被っているので「~小暮理知の、罠と恋。」単巻でも十分面白いですが、個人的には「~向井弘凪の、罪と罰。」から読むのをオススメします

(ちなみに遥平はこっちから読むと見方がかなり変わります、冴音子先輩はあんまり変わらないかなw

弘凪と古都は最後のほうにちょこっと登場します)

ないるとは正反対な性格だけど古都もかわいくてそれだけでも読む価値ありです^^

 

 

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