今回は
『RED DRAGON』
のレビューです
マンガでもラノベでもなくTRPGのリプレイ本になるんですが、ちょっと参加者が豪華すぎるしあまりのも面白すぎるんで紹介します
『RED DRAGON』評価
「RED DRAGON」の評価は
☆5.0
です
評価の詳細は後半に書いていきます
『RED DRAGON』作品情報
- 著者
三田誠さん、奈須きのこさん、虚渕玄さん、紅玉いづきさん、しまどりるさん、成田良悟さん - 発 行
星海社
本記事で使用している画像の知的財産権は上表の原作者・漫画家・キャラクター原案者・発行元に帰属します
『RED DRAGON』あらすじ
二つの大国が冷戦状態にある世界。その両国の間に存在する島国、ニル・カムイが本作の舞台となっている。 拮抗状態にあるその世界には七匹の竜が存在し、その内の一匹である「赤の竜」がニル・カムイに存在した。 その「赤の竜」が原因不明ながら突如発狂し、複数の村を壊滅させる脅威と化した。 プレイヤーたちは「赤の竜」を討伐するための非公式部隊として集結することとなる。引用:Wikipedia
『RED DRAGON』キャラ紹介
スアロー・クラツヴァーリ
25歳、男性。
世界を二分する大国、ドナティア帝国が誇る最強兵団・黒竜騎士団に所属する若き門閥貴族。但し、30人いる黒竜騎士団の騎士の中でも序列30位。しかし30位といえどその実力は絶大で、一人でひとつの騎士団丸ごとに匹敵するほどの実力。
自らが手にし、使用した物を例外なく破壊してしまう「粉砕」の呪いにかかっている。ドナティアでも五指の家に入る名門貴族クランツヴァーリ家に生まれたが、その生まれつきから「呪い」が発生し、その力に両親は畏怖し日常時は常に手錠を義務付けられていた。スァロゥ本人では、服を着ることも本を読むこともできない。スァロゥが少年となった頃には「呪い」のために屋敷は荒れ果て資産も激減し、五指の家も過去の話となるなど没落の一途を辿っていた。
黒竜騎士団に力を与えている「黒の竜」と契約し、従者・メリルと共に「赤の竜」を討伐する混成調査隊に加わることとなる。「赤の竜」を討伐した際の報酬として「黒の竜」から呪いの解除を提示されており、これが個人的な動機となっている。
引用:Wikipedia
婁震戒(ロー・チェンシー)
26歳、男性。世界を二分する大国、黄爛(こうらん)の宗教組織・八爪会(はっそうかい)に所属する武装僧侶。意志を持ち人語を解する妖剣・七殺天凌(チーシャーティェンリー)に魅入られ、剣の導きにより暗殺者として大成。ありとあらゆる標的を確実に葬り去る凄腕をもって闇の世界に知れ渡るようになる。他者評価の尺度は「殺せるか否か」のみであり、視野の隅を「凝視」する特技により他者を観察し、必殺の間合いを計っている。
引用:Wikipedia
エィハ
10歳、女性。獣の耳を頭部から生やしている。
「つながれもの」という種族であり、蝙蝠の翼のような前足を持つ両目の潰れた白犬の魔物・ヴァルとその命を共有している。
獣同然の生活をしていたところを人間に捕らえられ、奴隷として貴族の元を転々としたため、人生に対し諦観を抱いている。
ある日、同じ「つながれもの」であるジュナと出会い、革命軍へ合流した。
引用:Wikipedia
忌ブキ
13歳、男性。
かつてニル・カムイを統治してきたとされる一族・煌統種の末裔として双子の妹とともに生まれる。
神託によって忌み子とされ、生まれた直後に処刑される運命にあったが母・華グヤにより秘密裏に誘拐され、祖父母の下で生活する。
狂う以前の「赤の竜」と出会い、世界に充ちた悲劇と無力な己に絶望するが、自身が煌統種と知り、世界を変えるため革命軍へ合流する。
自然現象に直接干渉する「現象魔術」のほか、煌統種としての様々な能力が行使可能。
引用:Wikipedia
禍(か)グラバ・雷鳳(らいほう)・グラムシュタール
年齢不明(150歳以上)、男性。全身を「五行躰」に置き換えているサイボーグ。「不死商人」の二つ名を持ち、ニル・カムイの都市「ハイガ」を統べる大商人 。非常に聡明且つ豪胆。他人に何を考えているかを読ませない懐の深い男。既婚者でもある。ニル・カムイ、黄欄、ドナティアの三国に対して中立であるという意思表示からか、三カ国それぞれの名前を持つ。
引用:Wikipedia
『RED DRAGON』レビュー
ドナティアと黄爛という大国に挟まれたニル・カムイ
アンデッドのような「還り人」、体の一部が魔物と繋がっている「つながれもの」といった特殊な環境を「赤の竜」が守護している、ニル・カムイという島を舞台にしたTRPG「RED DRAGON」
とにかく参加している面子が一流の人たちなので序盤から面白すぎる
参加している人たちは・・・
- 「三田誠」さん
FM(GM(ゲームマスター)のようなゲームの進行役)
代表作「レンタル・マギカ」「ロードエルメロイⅡ世の事件簿」 - 「奈須きのこ」さん
スアローのプレイヤー
代表作「Fate/stay night」「空の境界」 - 婁のプレイヤー
「虚渕玄」さん
代表作「魔法少女まどか☆、マギカ」「Fate/Zero」 - 忌ブキのプレイヤー
「しまどりる」さん
代表作FGOのイラスト・キャラデザイン「クーフーリン・オルタ」「アステリオス」 - エイハのプレイヤー
「紅玉いづき」さん
代表作「ミミズクと夜の王」「青春離婚」 - 禍グラバ
「成田良悟」さん
代表作「デュラララ!!」「Baccano!」
最初は独特のシステムと「つながりもの」とか「還り人」とかの世界感が少し難しいですが、これだけの面子が揃っていたら面白くないわけがない!
TRPGのセッションは普通、キャラクターたちが出会って色々ありつつもみんなで協力してクリアを目指すのに、「RED DRAGON」での最初のキャラたちの出会いの時に虚淵さんは・・・
「近くにいた現地の人に金を渡して自分の代わりに参加させその様子を用心深く見る」
という協力する気は全くなく、まるで周りを信頼していないロールプレイをし始める始末w
そんなロールプレイをしつつもTRPGリプレイならではの物語を作っていく感覚と、プレイヤーは知ってるけどキャラクターは分からないから、それらを考えたロールプレイなど、TRPGの醍醐味が凝縮されていて読み応えありまくりです
こちらの「RED DRAGON」は書籍版も発売されていますが、公式サイトで読むこともできます。しかも公式サイトは音楽が流れるんですが(最初にBGMのON・OFF選べますので会社で読もうとしている人も安心ですw)音楽担当は「タクティクス・オウガ」の「崎元仁」さんです!読まなくても音楽だけでも聴いていたいくらいですw
『RED DRAGON』まとめ
虚淵さんの仲間を仲間と思わない徹底した行動、どんどんヤンデレと化していくエイハなど見どころたくさんの「RED DRAGON」ですが最終的には
奈須さんの「ファンブル」が全てを持っていきます!
本読んで腹筋壊れるかと思うくらい爆笑したのは後にも先にも「RED DRAGON」だけですw