最近のイチオシラノベ!『ここでは猫の言葉で話せ』【ラノベレビュー】

5.0
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「ここでは猫の言葉で話せ」

今回は

『ここでは猫の言葉で話せ』

のレビューです

『ここでは猫の言葉で話せ』評価

「ここでは猫の言葉で話せ」の評価は

 

☆5.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『ここでは猫の言葉で話せ』作品情報

  • 著 者
    「昏式 龍也」さん
  • イラスト
    「塩かずのこ」さん
  • ジャンル
    バトル・アクション、日常
  • レーベル
    ガガガ文庫
  • 出版社
    小学館

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します

『ここでは猫の言葉で話せ』あらすじ

命懸けの猫ミッションをクリアせよ!

 

日本のひなびた地方都市の女子高校。

寒い国からやってきた小さな転校生アーニャことアンナ・グラツカヤには、誰も知らない二つの秘密があった。

一つは、ロシアの犯罪組織に属した殺人マシーンであったこと。

もう一つは、猫アレルギーの猫嫌いなのに、その猫をモフらなければ自分が死ぬ……という、他人から見れば謎だが本人だけは必死な使命を帯びていること。

 

猫好きの同級生・小花や謎多き年上の女・明良たちに囲まれた、平和で少し奇妙な毎日の中、ひたすら猫を追いかけるアーニャのインポッシブルなミッションは始まった!

猫が導く少女達の出会いと喧騒――コミカルでデンジャラスな新感覚ガールミーツガール開幕!

引用:BOOK☆WAKER

『ここでは猫の言葉で話せ』キャラ紹介

アーニャ(アンナ・グラツカヤ)

日本の高校に転校してきたロシア人少女

ロシアでは非合法組織のトップクラスの暗殺者だったが同じ組織の親友とともに組織を抜け日本に来る

裏切りを許さない組織に殺人ウイルスを投与されるが、ウイルスの効果を抑制するため定期的に猫を抱かなければならない

でも猫アレルギー

松風 小花(まつかぜ こはな)

ア―ニャと同じクラスの女子高生

小柄でおっとりしている猫好き少女

家は猫カフェ「松ねこ亭」を営業していて保護猫たち10匹以上に囲まれて過ごしている

コーシカ

アーニャを助ける謎の日本人

最初はスマホで指示を出していたが途中からアーニャと一緒に住むことになる

本名は宗像 旭姫(むなかた あさひ)小学生

久里子 明良(くりす あきら)

アーニャや小花が通っている女子高近くのドラッグストア店で働いているお姉さん

その端麗な容姿から近隣の女子高生の憧れの的になっている

実はフリーランスの殺し屋自分の境遇に似ている野良猫が好き

ユキ・ペトリーシェフ

組織の中で洗脳を担当していた少女

組織に父親を殺されたことから組織の在り方に疑問を覚えア―ニャと共に組織を裏切る

モーさん

小花が飼っている老猫

小花より長生きで長毛が特徴的なサイベリアン・フォレストキャット

名前は白い毛並みに黒いブチ模様が牛みたいなため

ピロシキ

アーニャと一緒に過ごすことになる猫

名前は見た目がロシア料理のピロシキっぽいから

俗にいう「くつした猫」

『ここでは猫の言葉で話せ』レビュー

タイトルと表紙から猫とのモフモフを楽しむほのぼの系を想像してたんですが、主人公の壮絶な過去ありバトルありと想像していたのとは違ったけど面白かったです

動物たちを「モフモフ」する作品はたくさんありますが「モフモフ」しなければ死んでしまうという過酷な作品はないので、ギャップが楽しいというか真剣にモフろうとしているアーニャを想像してみるとかわいくて笑えます

 

キリングマシーンとして育てられ感情を亡くした主人公アーニャが、組織の中でただ1人の親友ユキの不可解な言葉に従い日本に来て、出会った人や猫たちとの交流の中で、次第に感情を取り戻していくんですが、ラストの自分でも気づいていなかった感情を爆発させるところでウルっときてしまいました(会社で読んで涙ぐんでしまい、ちょっと恥ずかしかったw)

『ここでは猫の言葉で話せ』まとめ

バトルあり日常あり百合がちょいありとたくさんの要素が詰まっていますが、いい感じのバランスでまとまっていて続巻があるかどうかは分かりませんが、1巻完結だとしたらかなり完成度は高いです

時期的に「このラノ」の投票終わってから発売でしたので、来年の「このラノ」投票候補に入れておきます!ってくらい最近読んだ中ではイチオシです!