酔っ払いウザ絡み美人に冷たいツッコミをする高校生『泥酔彼女』の感想

5.0
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「泥酔彼女」

今回は

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』

のレビューです

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』評価

「泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」」の評価は

 

☆5.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』作品情報

  • 著 者
    串木野たんぼ
  • イラストレーター
    加川壱互
  • 発 行
    SBクリエイティブ
  • ジャンル
    ラブコメ
  • レーベル
    GA文庫

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』あらすじ

姉の友達襲来! 距離感激近宅飲みラブコメ!

 

聖夜に近所の年上美人と二人で過ごすことになった。全男子にとって、夢のようなシチュだと思う。相手が泥酔一歩手前でさえなければだけど。

「弟ク~ン、おつまみま~だ~?」

ありえないほど顔がいいのに、それが霞むレベルのお気楽マイペースなダメ女・和泉七瀬。聖夜に俺と残念なかたちで出会ったこの人は、勝手に家に来るしやたら酒好きだし隙あらば弄り倒してくるし、とにかくひたすら面倒くさい。いくら顔がよくても、距離感バグってるタイプの近所のお姉さんって普通に悪夢だろ。

無自覚&無頓着。顔がいいくせに絶妙にガードが緩いハタチのダメ女に男子高校生が付き合わされまくる、酒ヒロイン特化型宅飲みラブコメ!

引用:BOOK☆WAKER

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』キャラ紹介

瀬戸 穂澄(せと ほずみ)

酒飲みの姉の部屋に居候している高校生2年生

姉の酒癖の悪さから酒飲み全般を嫌っているが居候の身なので姉の言うことには絶対服従

中学時代は演劇部で脚本を担当していたが、当時の彼女に5股をかけらた上に部活で大失敗してしまい高校では部活には入っていないものの中学からのなじみにはしきりに勧誘されている

料理がうまく気遣いもできるが女心には鈍感な主人公

和泉 七瀬(いずみ ななせ)

穂澄の姉の友人で超美人の20歳のお姉さん、大学に通う傍ら女優の卵としてエキストラ役をしている

とにかく酒が好きだが酔っぱらうとウザ絡みしてくる

穂澄曰く、鬱陶しいだけの「蚊」のような存在

瀬戸 雫(せと しずく)

穂澄の姉、酔っぱらうと穂澄に無理難題を押し付けるほど酒癖が悪い

仕事は女優のマネージャーをしており辣腕マネージャーとして腕を振るっているため忙しく家を空けることが多い

シラフの時は酔っているときとはまったく違い、親しいものでないと表情が分からないほどの鉄面皮で理知的なしゃべり方をする

野原 羊子(のはら ようこ)

穂澄と同じ学校で演劇部に所属しているくせっ毛がかわいい同級生

演劇では全国大会で金賞を受賞するほどの実力を持っていて将来は女優になる予定

穂澄とは中学時代からの演劇仲間であり、穂澄の脚本の才能を買っているためしつこく勧誘している

月浦 水守(つきうら みもり)

雫が担当している16歳の女優

日本で知らないものはいないと言われるほど人気のある国民的女優

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』レビュー

ストーリーの大筋と登場人物は

女優の卵の20歳のお姉さん「和泉 七瀬(いずみ ななせ)」

中学から演劇部で脚本を担当していた高校生「瀬戸 穂澄(せと ほずみ)」

穂澄の姉で女優のマネージャーをしている「瀬戸 雫(せと しずく)」

穂澄の同級生で演劇部に所属し全国大会で金賞を獲得している女優の卵「野原 羊子(のはら ようこ)」

雫が担当していて国民的女優の「月浦 水守(つきうら みもり)」

登場人物はこの5人

そして全員が役者や脚本と言った演劇・舞台に関することに携わっているのでストーリーは必然的にその辺を中心に進んでいくんですが

 

内容のほとんどは・・・

 

酔っぱらってウザい絡み酒をする七瀬と

塩対応&このうえなく冷たいツッコミをする穂澄

 

普通なら追い返して、はいオシマイ!というところを

・姉の家に居候していて姉の言うことには絶対服従

・脚本を書くために我慢して人間観察

という理由があって

七瀬が毎日のように宅飲みにくるのを穂澄は虫のように扱いながらも、居座ったり絡んでくることに対しても違和感がなく、ただただ2人の部屋での日常が描かれていくことになるんですが、この2人の会話のテンポが良くて漫才かコントを見てるかのようなノリでとにかく面白い!

 

読む前は酒飲みと高校生って題材で300ページも書けるのか?

なんて思ってましたが2人の会話だけでも笑ってしまうほどおもしろく、読んでて「もっとこの2人の会話を読みたい!」と思わされてしまい

 

気が付いたら最後まで読んでいました

 

最初は七瀬のウザ絡みが心の底から嫌がってた穂澄も毎日おしかけてくる七瀬とやりとりしている中で、次第に七瀬の顔以外の良いところも見つけられるようになっていき、2人の距離が縮まっていくいい感じのラブコメです

だからこそ終盤で急に七瀬が部屋に来なくなったことで穂澄が寂しさを感じてしまうのにも共感できますし、その後の展開も熱くておススメの作品です

また演劇をベースにストーリーが進んでいくので「クリエイトもの」としての要素もあり、今後はそちらも織り交ぜた話も多くなってくる可能性が高いですが、やっぱり根っこは王道ラブコメなので美人だけどポンコツ酔っ払い七瀬としっかりもの穂澄のやり取りに期待してしまいます

『泥酔彼女「弟君だいしゅきー」「帰れ」』まとめ

2人のやり取りだけであまりに面白かったので羊子とかそんな出番無くても良いかな~・・・とか思ったんですが、ラストのラストを読むと次の巻ではかなり存在感を出してくることになるんじゃないかと思われます

という訳で次巻も期待!!おもしろかったです!

 

あと最後の挿絵のデフォルメされた七瀬がめちゃくちゃかわいいです^^