今回は「バッカーノ!」「デュラララ!!」と大ヒット作を生み出している成田良悟さんの作品で、電撃文庫さんから6巻まで発売されている
『Fate /Strange Fake』
それは偽りの聖杯戦争から始まる真の聖杯戦争・・・
のレビューです
『Fate/Strange Fake』評価
「Fate/Strange Fake」の評価は
☆5.0
です
評価の詳細は後半に書いていきます
『Fate/Strange Fake』作品情報
- 著 者
「成田良悟」さん - イラスト
「森井しづき」さん - レーベル
電撃文庫
本記事で使用している画像の知的財産権は上表の原作者・漫画家・キャラクター原案者・発行元に帰属します
『Fate/Strange Fake』あらすじ
それは「偽りだらけの聖杯戦争」。その聖杯に満ちる魂は、真実か、それとも――。第五次聖杯戦争から数年後、米国西部にて発現した“聖杯戦争”の行方は……。
引用:電撃文庫公式サイト
『Fate/Strange Fake』レビュー
「バッカーノ!」「デュラララ!!」など群像劇を描く作品に定評のある成田良悟さんによる新たなFate、それが「Fate/Strange Fake」
奈須きのこさんとも親交がある成田良悟さんがTYPE-MOONのエイプリルフール企画に投稿した作品が、そのまま刊行されることになるという経歴が異色なこの作品
もともとFateがマスター+サーヴァントというのがデフォルトなので、登場人物が多く群像劇になるので、成田良悟さんお得意の分野、しかも偽の聖杯戦争を人為的に起こし最後に召喚したセイバーを起点に真の聖杯戦争を起こすというストーリーになっているため、偽の聖杯戦争で召喚された「7騎」+新の聖杯戦争で呼ばれた「6騎」、サーヴァントント13騎+13人のマスターによる聖杯戦争、そこに聖堂教会や時計塔まで絡むため登場人物がかなり多い・・・正直、途中で「この人誰だったっけ?」ってなることもありますw
今まで刊行されているFateシリーズのキャラが登場したり、小ネタを散りばめられているので他のFate作品を知っていれば知っているほどニヤリとする場面が多くて楽しいです
ここからちょっとしたネタバレもあります
沙条綾香
Fate Prototype/蒼銀のフラグメントに登場
名前と外見は同一だがエルキドゥは「人間ではない」と言い、ロード・エルメロイⅡ世は本物の沙条綾香と連絡をとっている、6巻時点で正体は不明
蝉菜マンションの赤ずきん
Fate/hollow ataraxiaの冒頭で美綴が語った冬木市の都市伝説
Σ(シグマ)
真ランサーのマスターだがエクストラクラスの「ウォッチャー」を召喚する
Fate/ZEROで切嗣のパートナー(愛人)だった久宇 舞弥(ひさう まいや)の息子
フラット・エスカルドス
エルメロイ教室の最古参の弟子で「天才馬鹿」の異名を持つ魔術師らしくない魔術師、Fate/Apocryphaの最終話やロード・エルメロイⅡ世の事件簿にも出演していたフラットくん、今回はマスターになって参戦
エルキドゥ
Strange Fake初出、FGOのイラストも森井しづきさんが担当
ウルク以来ギルガメシュと邂逅する(FGO意外では)
まさかの時のスペイン宗教裁判
氷室の天地で出ていたネタについてΣ(シグマ)が5巻でちょっと触れる
使徒
偽アサシンのマスターとして登場、ほかにも月姫で語られてきた吸血鬼たちが登場する(ゼルレッチとか)
偽バーサーカーの変身姿
なぜか露出の高い幼女に変身してしまう(Fate/Apocryphaのジャック・ザ・リッパーと思われる)
フリューガー
ロードエルメロイ・Ⅱ世の事件簿 乖離城アドラに登場した魔術師、今作ではエルメロイⅡ世に情報を送るためスノーフィールドの地に潜入する
偽キャスターのデュマと巌窟王エドモン・ダンテスが話す過去のシーンが描かれる
電撃文庫さんの『Fate/strange Fake』TVCMはこちら
『Fate/Strange Fake』まとめ
個人的に成田良悟さんの作品が大好きなので評価は☆5です、そこは何言われようと変えるつもりはないですw
現在6巻まで刊行されていますが未だに脱落したサーヴァントがいない状況なので(あとがき読むと折り返し地点らしい)まだまだ完結しなさそうです
成田良悟さんがバッカーノ!、デュラララSH、BLEACHのノベライズ、デッドマウント・デスプレイ(原作)と超多忙なので気長に待つことにしましょうw
Fate作品はアニメ化されている作品が多いので、この「Fate/Strange Fake」もアニメ化されると思います・・・というかして欲しいw
また、イラストを手掛ける森井しづきさんによるコミカライズもされていますので、コミック版を読みたい人はこちらもどうぞ
書籍版
コミカライズ版