【ライトノベルレビュー】ネタバレは・・・ちょっとだけ『スパイ教室』

5.0
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今回は第32回ファンタジア大賞受賞で11月24日(火)発売の「このラノ2021」でも上位に食い込むこと間違いなし!と評判が高い

『スパイ教室』

のレビューです

スパイ教室公式PVはこちら

『スパイ教室』評価

「スパイ教室」の評価は

 

☆5.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『スパイ教室』作品情報

  • 著 者
    「竹町」さん
  • イラスト
    「トマリ」さん
  • レーベル
    ファンタジア文庫

『スパイ教室』あらすじ

陽炎パレス・共同生活のルール。

一つ 七人で協力して生活すること。

一つ 外出時は本気で遊ぶこと。

一つ あらゆる手段を持って僕を倒すこと。

各国がスパイによる”影の戦争”を繰り広げる世界。

任務成功率100%、しかし性格に難ありのスパイ・クラウスは、

死亡率9割を超える『不可能任務』に挑む機関 -灯- を創設する。

しかし選出されたメンンバーは実戦経験のない7人の少女たち。

毒殺、トラップ、色仕掛け―

任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、

世界最強(クラウス)に騙しあいで打ち勝つことだった!?

世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!

引用:スパイ教室公式サイト

『スパイ教室』レビュー

いやー、面白いです!

大賞を獲得したのも納得の面白さです!

 

世界戦争時に大国に巻き込まれ甚大な被害を受けたディン共和国

戦後は「影の戦争」と言われるスパイによる戦いに勝つためスパイ養成に力を入れ、最強のスパイチームと呼ばれる「焔」を擁することになるが、最強と言われる「焔」もあるミッションでクラウスを残し壊滅・・・

クラウスは新たなチーム「灯」を立ち上げるが、集められたのはスパイ養成学校で落ちこぼれと言われる女の子7人だった・・・

 

このあらすじのながれからだと落ちこぼれ7人たちがメインとなりがちなところですが、スパイとして完璧と言われるクラウスも「人に教えるのが苦手」というところで、しっかりと暮らす巣のキャラも立ち面白さを出しています

もちろんクラウスの元に集まった7人のスパイ候補生たちもキャラが強くて、少女同士のやり取りや、クラウスと少女たちのやり取りがコミカルで面白く、こちらも楽しいです

・・・ただし、1巻に関しては正直読みにくい!

クラウス以外、誰が誰だかわからん描写が多くて読みづらいな~ってのが1巻読んでる途中の感想です・・・が

まさかその読みにくさが伏線だったとは!

読んでる途中はまったくわかりませんでした

スパイものなので、なにかギミックはあるだろうとは思ってましたが「なるほどね~」と思いっきり騙されましたw

2巻は1巻のギミックは使えないからどうなるかと思いましたが、こちらも安定して面白いうえに、なんだかんだギミックに騙されてしまったw

任務により女の子のチーム分けがあったため登場人物が少なくなり、女の子1人1人の性格が細かく描かれたり、過去についての話もあったため女の子たちのことを、より知ることができ感情移入しやすくなってます

ちょっとサラだけ性格や能力の描写が少なかったかな~って感じです

3巻は2巻で分けたチームの、もう片方のチームの任務が中心のストーリーだったため、こちらものこりの女の子のことが詳細に描かれていてストーリーに深みを持たせてます

ギミック(犯人)に関してなんとなく予想できたところが惜しいと言えば惜しいけど、個人的には「《夢語》のティア」が見破ると思ってたので、最終的には騙されましたwかなり序盤にしっかり伏線があったたのにね・・・

個人的には2巻の女の子たちより3巻の女の子たちのほうが個性的で好きですw

 

結局3巻すべてで騙されてるw

『スパイ教室』まとめ

1巻のギミックが衝撃的だったんですが、2巻、3巻もしっかりと騙される内容になっていて、4巻以降も作者の「竹町」さんはこんなギミック毎回考えられるのかな?といらぬ心配をしてしまう今日この頃w

ストーリーのギミックだけでなく登場するキャラたちの魅力もたっぷりで、コミカルな面もありながらしっかりとしたスパイ作品になっている「スパイ教室」これからも楽しみな作品です

4巻特装版予約しました・・・おもいっきりハマってますw