今回は「薬屋のひとりごと」の作者「日向 夏」さんが送る
『迷探偵の条件』
のレビューです
『迷探偵の条件』評価
「迷探偵の条件」の評価は
☆3.5
です
評価の詳細は後半に書いていきます
『迷探偵の条件』作品情報
- 著 者
「日向 夏」さん - イラスト
「magako」さん - ジャンル
ミステリー、ラブコメ - レーベル
MF文庫J - 出版社
KADOKAWA
本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します
『迷探偵の条件』あらすじ
それは殺人事件から始まる、運命の出会い――。
真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わなくてはならない。
でないと、十八歳で必ず死ぬ。
つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。
しかし、その残念な運命を回避するには厄介な体質が俺にはあった。
しかも二つ。
一つは女難体質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。
そしてもう一つは、超がつく探偵体質であること。
それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。
というわけで、今日もまた死体に出くわしたのだが……。
もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?
引用:BOOK☆WAKER
『迷探偵の条件』キャラ紹介
真丘 陸(まおか りく)
見た目は平凡でモブな17歳の男子高校生・・・なのだが、祖先が女性にひどい仕打ちをしたせいで「18歳までに運命の女性に出会わなければ死ぬ」呪いにかかっている
そのため運命の女性を探し出さなければならないが、女難のせいでヤンデレ気質な女性にばかり好かれる、さらには体は子供頭脳は大人な名探偵なみの、驚異の巻き込まれ体質により殺人事件に巻き込まれる
斎藤 幸美(さいとう ゆきみ)
陸の幼なじみ、昔からの付き合いで陸の特殊な体質のことを知っている
女子に絶大な人気を誇る甘いマスクのイケメンだが男装しているだけでホントは女子
愛称はユキ
柊 まりあ(ひいらぎ まりあ)
陸たちと同学年の特進クラス生徒
ユキに惚れているためいつも一緒にいる陸に対しては敵意をむき出しにする
樋野 美海(ひの みう)
陸たちの先輩で文学部の部長、学校のうわさに精通した情報通
ユキと密談することが多く、その会話の内容からは腐った匂いがするという
三ケ木 璃子(みかぎ りこ)
陸のクラスメイト
男子から人気の模様だが急に陸に話しかけてくるようになる
茂部 明弘(もぶ あきひろ)
陸の友人
名前の通りモブ
般人 一(はんと はじめ)
陸の友人
名前の通り一般人
『迷探偵の条件』レビュー
ヤバイ女にしかつきまとわれない女難かつ、やたらめったら事件に巻き込まれる体質の主人公が学園の殺人事件に巻き込まれるミステリーもの
登場人物の女子がヤバすぎる!
まともだと思っていた幼なじみのユキもラストに狂気見せてくれるし
ミステリー殺人のトリックなんかも大掛かりなものではなくライトな感じで、ちょっとした部分から推理できるような感じは、やはり「薬屋のひとりごと」ぽいな~などと思いましたが、最後の事件はちゃんと読者でも推理できそうな伏線が張られていて、ネタバレになってしまうけどモブだと思ってたやつが思いっきり絡んできて
「モブちゃうんか~い!」
と思わずツッコミいれてしまいました
まだ1巻なので主人公の「運命の女性に出会わなければ18歳までに死ぬ」といった設定は説明されているものの明確に物語には組み込まれてなく、巻き込まれる事件もオムニバス形式に近いし主人公・陸たちの軽快な会話で全体的に読みやすいです
2巻以降ではいろいろな設定などを加えた内容になってくのかな?といった感じで面白かったです
『迷探偵の条件』まとめ
薬屋のひとりごとでは最初のほうのちょっとした事件が後々の伏線になっていたりすることもあったので、ただの小さな事件と思われていた1巻の話がとんでもない事件の伏線になっている可能性もあり、今後も楽しみな作品です