『野生の聖女は料理がしたい!』チートなしの料理作品【レビュー】

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「野生の聖女は料理がしたい!」

今回は

『野生の聖女は料理がしたい!』

のレビューです

『野生の聖女は料理がしたい!』評価

「野生の聖女は料理がしたい!」の評価は

 

☆4.0

 

です

 

評価の詳細は後半に書いていきます

『野生の聖女は料理がしたい!』作品情報

  • 著 者
    「枝豆ずんだ」さん
  • イラストレーター
    「つくぐ」さん
  • ジャンル
    異世界転生、料理
  • 出版社
    主婦の友社
  • レーベル
    ヒーロー文庫

本記事で使用している画像の知的財産権は上表の著者・イラストレーター・発行元に帰属します

『野生の聖女は料理がしたい!』あらすじ

異世界転生した少女が森の中でサバイバルクッキング! ? 料理人を目指し、魔王と力を合わせて常識破りの魔法の料理を作り出す!

 

料理人の「私」は、夢であった自分の店を開く直前、通り魔に刺されて命を落とした。

 

次に目を覚ましたとき、そこは異世界で、なぜか小さな少女になっていた。

 

しかし、前世のことをわずかに思い出したのもつかの間、乗っていた馬車が盗賊に襲われてしまう。

 

運よく不思議な狼に助けられて一命をとりとめたが、

 

前世の記憶は取り戻したものの、ここはどこで、この世界の自分が何者なのかもわからない。

 

ひとまず狼とともに森の中で暮らすことになった「私」は、

 

狼が持ってきてくれた生肉を見て生肉を見て強く思った――料理がしたい、と。

 

聖なる炎でベーコンを炙ったり、洞窟で死にかけていた男を助け、

 

彼が仕留めた魔獣で焼き肉パーティーをしたり。

 

異世界の森の中、破天荒な少女のとんでもサバイバルクッキングが繰り広げられる!

引用:BOOK☆WAKER

『野生の聖女は料理がしたい!』キャラ紹介

エルザ

現世で自分の店を持つ直前に刺されて異世界転生してしまった少女

とにかく料理が大好きでどんな危険な状況よりも料理をしたいというハチャメチャぶり

世界を侵食する泥から守る結界を張れる聖女であるがそんなことよりとにかく

料理!

スレイマン

洞窟で死にかけていたところをエルザに助けてもらった魔法使い

実は魔王

口は悪くぶっきらぼうだがエルザのことを気にかけているがエルザが進んで危険に突っ込んでいくのでいつも頭を抱えている

バーニャ

巡礼者(冒険者)たちに奴隷のようにこき扱われていた不死種

エルザのことを「おひいさん」と呼び懐いている

食べた植物を自分の中で育てることができる

『野生の聖女は料理がしたい!』レビュー

自分の飲食店を持つのを夢見てた主人公が念願の自分の店をオープンする直前に刺されて死に、転生するとエルザという少女に転生していたがそこでも運悪く死にそうになり森の中で大きな狼とサバイバルするところからスタート

 

冒頭から数ページにわたってトンカツのすごさを語り尽くすなど主人公の料理に対する熱い思いが描かれているものの、主人公エルザは転生モノなのにチート能力はなくて、あるのは異常なまでの料理をしたい!おいしいものを食べてもらいたい!という欲望にも似た想いのみ!

 

食材調達は一緒にいる神狼や魔法使いのスレイマンの仕事でエルザはひたすら調理という異世界転生料理ものにしては珍しくひとつひとつ地道に料理を作っていくのが特徴の作品です

どちらかというと父代わりになるスレイマンとの掛け合いや関係性のほうがメインな感じで話は進み野生の聖女という設定はおまけみたいな感じで話が進んでいくし、エルザ自身もまったく自覚がないですからね(笑

 

2巻後半に登場するキャラによって予想してなかった世界観の片鱗が見えてくるんですが、今までファンタジーと思っていたところにSFチックな内容が入ってきて意外性があっておもしろく、先を知りたくなる内容で早く3巻を読みたいと思う今日この頃です

『野生の聖女は料理がしたい!』まとめ

どこまでも前向きで料理に対する思いは猪突猛進のエルザが活躍するんですが、あまりにも思いが強すぎてそれ以外のことが眼中になくなるというか、自分が刺されようがボコボコにされようが平気なところは人によっては受け付けない可能性があります

「野生の聖女は料理がしたい!」は「小説家になろう」発の作品ですので気になった人はこちらのウェブ版で試し読みしてみてはいかがでしょうか?書籍版はかなり加筆修正されていますのでかなり内容が違いますが・・・w